iCalは派手さはないけど,デジタルデバイス,そしてネットをフル活用し,iアプリの基本をきちんと踏まえている。
アップル社は,マックOS X用のスケジュール管理ソフト「iCal」を無償公開した。複数のカレンダーを管理し,ドットマックやウェブDAVサーバーを利用して他のユーザーとインターネット上で共有できる。
いままでのデジタルハブとしてのiアプリとは趣きがちょっと異なるが。よくよく考えるとiCalもiSyncとの連携によってiPod,携帯電話,パームなどを活用する立派なデジタルハブのアプリであることがわかる。で,実際使ってみるとやはり使いやすい。直感的にわかるようになっているし,スケジュール管理なんて面倒だからやらない,と云う人でもそんな苦労なく使える。別に予定表を使うほどスケジュールなんてないよと云う人も,テレビ番組の予約でも,雑誌やCD・DVDの発売日でもなんでも手軽に記しておける。
オフィスなどでそれぞれ個人でスケジュール表を作成し,書き出してひとつのパソコンに集め,すべての人のスケジュールをひとつのカレンダーにまとめることもできる。そしてなによりも大事なのが,スケジュールの公開機能。いつも相手のスケジュールを確認しているような間柄なら,これだけで解決する。デジタルハブとして,写真・動画・音楽等ばかりが目立っていたけど,実利面の大きさを感じられるのがiCalとなっている。
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